展示番号(B04)
磁石の性質を分子によりコントロールする
磁石にN極とS極があることはご存知ですね。薄い膜の磁石では普通NとSを結ぶ線は膜の面内のどこかの方向を向きます。細い棒磁石では棒のどちらか一方の端がN極、もう一方がS極になります。でも、例えば、パソコンのハードディスク(薄い膜の磁石)の磁石の向きを面に垂直にすることができたら、ハードディスクに書き込めるデータの量は今の10倍にもなると期待できます。磁石の向きを人工的に変えることはそれほど簡単ではありませんが、我々のグループでは、分子を使って、どうすればこんなことができるか、その理由は何なのかとかいった基礎的なことを、レーザーから出る可視光やシンクロトロン放射光から出るX線を使って調べています。
実験棟505号室
分子構造研究系 分子動力学研究部門 横山利彦教授グループ
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