展示番号(F02)

分子のバネを通してみる生体の働くしくみ

 分子はいくつかの原子が化学結合によってつながってできており、その性質は、原子どうしのつながり方やその強さによって決まります。私たちが行っている実験(振動分光法)はそういった化学結合の様子を調べる方法で、主にタンパク質に焦点を当て、その働くしくみを分子レベルで明らかにしています。何万とあるタンパク質の振動の中から共鳴効果を利用し、機能に最も大切な振動のみを抽出することにより明らかにした生体の働くしくみについて説明します。

岡崎コンファレンスセンター
統合バイオサイエンスセンター 生命環境研究領域 北川禎三教授グループ


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