■30周年創設記念式典報告
 分子科学研究所の創設30周年を記念して、5月20日(金)に記念式典が挙行されました。
 12時30分より極端紫外光研究施設、分子スケールナノサイエンスセンター、および岡崎統合バイオサイエンスセンターでの見学会が行われました。多くの方々が最新の研究施設を熱心に見学されていました。
  15時からは、岡崎コンファレンスセンター大会議室において、記念式典が開催されました。中村研究所長式辞、志村令郎自然科学研究機構長挨拶の後、中山成彬文部科学大臣の代理として小田公彦大臣官房審議官、長倉三郎日本学士院長(元研究所長)、柴田紘一岡崎市長、小平桂一総合研究大学院大学長が祝辞を述べられました。
  引き続き記念講演会が開催され、近藤保豊田工業大学教授が「2020年“分子”の科学」と題して講演されました。ナノメーターサイズの原子・分子集合体=クラスターに関する最新の研究成果と将来展望が紹介され、会場を埋めた出席者は興味深く聴講していました。
  講演終了後、場所をコンファレンスセンター中会議室に移して記念祝賀会が開催されました。加藤伸一豊田中央研究所代表取締役、岡田邦弘岡崎南ロータリークラブ会長をはじめとする来賓の方々からのスピーチの後、和やかな懇親の場となりました。研究所ゆかりの出席者の方々の間では様々な思い出話の花が咲き、また、これからの分子科学について熱心な議論も繰り広げられていました。
  天候に恵まれたおかげもあって300名以上もの方々に出席いただき、大変な盛会のうちに式典を終了しました。
 

見学会:地下一面に広がる実験施設を見晴るかして(UVSOR)

 
記念式典:式辞を述べる中村所長
     
 
見学会:世界最高性能のNMRを見上げながら〔ナノサイエンスセンター)
 
記念講演会:「拡大する分子の概念」を説明する近藤教授
     
 
見学会:生体分子に関する説明に聞き入る(統合バイオサイエンスセンター)
 
祝賀会での懇親風景
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