分子科学研究所

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2015/12/16

アウトリーチ

向山厚先生の出前授業記(2015年12月4日実施)

12月4日に岡崎市立矢作北中学校の中学校2年生(1クラス37人の2クラス)を対象に、“タンパク質 ~ 生命の営みを支える分子 ~”というテーマで出前授業を行いました。

事前に生徒のみなさんが「原子」と「分子」について学習したばかりだと伺っておりましたので、まずは復習をかねてそれらの説明した後、授業の本題である「タンパク質」について紹介しました。中学校では「タンパク質 = 栄養素」と学んでいるようなので、タンパク質が栄養素としてだけではなく、様々な役割を担っていることを幾つか事例を挙げて紹介しました。体内で物質を運ぶタンパク質が、あたかも二本足で歩いているかの様に移動することを動画とともに紹介した時が最も驚いていたようです。授業の終わりには私が研究している時間を計るタンパク質(時計タンパク質)ついて紹介しました。こちらは専門的な内容であったため少し難しく感じているようでしたが、それでも非常に興味を持って聞いてくれていたのでとても嬉しく思いました。

中学生のみなさんに対して授業することはもちろんのこと、お話をする機会も普段はほとんどないので、授業での皆さんからの質問や反応がとても新鮮で有意義な経験となりました。私の授業を聞いてくれた矢作北中学校の2年生の皆さん、および事前の打ち合わせや当日の準備を担当していただいた吾妻先生に深く感謝いたします。
 

151204.jpg(向山 厚 記)