お知らせ
2019/06/26
アウトリーチ
分子科学研究所は中学生の職場体験学習に協力しています。
6月5日、6日の2日間にわたり、岡崎市立矢作中学校と豊田市立上郷中学校の生徒さん合わせて3人が、実習を行いました。
5日は物質分子科学研究領域の平本グループで「有機ELの作製」と題した実習が行われました。生徒さんたちはまず実習概要の説明を受けた後、有機EL素子を作る本格的な実験に取り組みました。午前中に素子を作成し、午後には実際に電気を流して、素子を光らせることに成功しました。その後、グループメンバーとの話し合いの時間では、生徒さんたちは研究や研究者について沢山の質問をしていました。
「試料をグローブボックスから取り出す」
6日には、極端紫外光研究施設(UVSOR)で「加速器施設の見学・巡視&光の速さを測る実験」と題した実習が行われました。生徒さんたちはUVSOR施設の見学を行った後、放射光を発生させるために用いる加速器の巡視実習を行いました。また、加速器から光を取り出すビームラインの一本を利用して、UVSORでの分光実験を体験しました。午後には、メゾスコピック計測研究センターの協力により、レーザー光源を用いて光の速度を測定する、「定量的」な実験を体験しました。
「UVSORのビームラインで分光実験」