分子科学研究所

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2020/12/08

アウトリーチ

豊田朋範先生の出前授業(岡崎市立甲山中学校 2020年11月19日実施)

11月19日(木)に岡崎市立甲山中学校の1年生の1クラスを対象として、「世界は光に満ちている-光の不思議と謎に触れてみよう-」と題した出前授業(サイエンスセミナー)を行いました。本授業は、主講師 豊田朋範 技術職員、副講師 片柳英樹 助手の2名で実施しました。授業では、豊田講師が、身近な目に見える光から、電波、X線など、目に見えない光まで、その性質や利用方法などを説明しました。また、本年新たに開発した、赤外線を用いた「見えない電光掲示板」(※)を使って、目に見えない光が確かにある、ということを体感してもらいました。

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生徒さん一人ずつ、教卓に置いた「見えない電光掲示板」が肉眼では確かに
見えないことを体感(写真奥の書画カメラの映像では「甲山」の文字がはっきり見えます)


今回の出前授業では広い理科室に1クラスの生徒さん達に入ってもらい、余裕を持った配置で授業を行いました。

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理科室で光について説明する豊田講師

最後の質疑では、生徒さんから、授業で触れた「二重の虹」についての質問があり、「夏休みの自由研究にやってみよう」という声も上がりました。生徒さん達には、理科では疑問を持つことが大切なことや、分子から天体まで、物質を調べる研究では、光の性質の上手な利用が重要であることに気付くきっかけを得てもらえたようです。このたびの出前授業にあたり、理科ご担当の今井丈晴先生をはじめ甲山中学校の先生方には大変お世話になりました。ありがとうございました。

※「見えない電光掲示板」については出前授業(2020年10月6日実施)の記事もご参照ください。

(片柳英樹・豊田朋範 記)