総合研究大学院大学・物理科学研究科 構造/機能分子科学専攻

第1回夏の体験入学 レポート

第1回体験入学の世話人をつとめました永田です。えらい遅くなりましたが(これを書いているのは2005年1月。何やっとったんや…)、体験入学の様子をレポートいたします。

1日目:8/4(水)

午後1時ごろから順次体験学生が到着。2時にはほぼ全員が出そろった。遠くから来られた方、お疲れさま(まだ始まってないけど…)。来年は前日からの宿泊もできるように手配しときます。

2時に開会。所長はちょっと別の会議で多忙だったため、物理科学研究科長の西教授が分子研と総研大について概要を説明。その後、受入研究室から一言ずつ歓迎のあいさつ。

マイクロバスで山手地区に移動して、山手地区の受入研究室からまた一言ずつ歓迎のあいさつ。この頃になるとだいぶ皆さん「暖まって」きたのか、何やかやと笑いが漏れる場面も増えて来た。山手地区の 920 MHz NMR(改装中だった)などをざっと見学したあと、また元の明大寺地区に移動して、計算センターと UVSOR を見学。ちょっと駆け足で忙しかったでしょうか…

夜、職員会館で歓迎パーティ。所長が歓迎のあいさつをしたあと、体験学生に一人ずつ自己紹介をしてもらう。分子研側はベテラン教授がわりと多かったのだが、意外に(失礼)話がはずんでいた様子。

2日目:8/5(木)

いよいよ各研究室に散らばって研究体験。各研究室ごとに工夫をこらしていた様子。みなさん楽しんでいただけてるでしょうか?

夜は研究棟の一室を借り切って、「若手懇親会」を企画。参加者は助手・ポスドク・学生が中心で、いっそう盛り上がりました。

3日目:8/6(金)

引き続き研究体験。写真を撮影して回りましたが、みながどこにいるのか探し出すのにちょっと苦労した。大学とくらべて人口密度が極端に低いですからね。

夜はまた若手懇親会、こんどは山手地区の会議室。そろそろへばってくる人も出るかなと思っていたのだが、まだ大丈夫、全員がちゃんと参加してくれた。若手懇親会のはずなのに教授もちらほらいたりしましたが、まあええか。メキシコの謎の酒なんかが登場してたけど、悪酔いした人とか出なかったかな?

参加学生同士がすっかりうちとけて友達になってました。これだけ学年も地域も(年齢も!)ばらばらの学生がひとところに集まる機会は実は少ないかも知れないね。まあそういう場としてこの体験入学を利用していただくのも結構なのではないでしょうか。

4日目:8/7(土)

感想会。プログラムを組んでいる時はここを「結果発表会」にするかどうか迷ったのだが、2日間の研究で発表というのもどうか、と思い、単に感想を述べてもらうことにした。ちょっと中途半端だったかな。

そのあと、「フリーディスカッション」として、この体験入学について思ったことをいろいろ発言してもらった。こちらが期待していた以上にみなさんから積極的な提言が聞けて、非常に刺激になりました。

土曜日なので午後は公式のスケジュールが組みにくく、このあとが自由時間となった。この日は岡崎の花火大会で、分子研では実験棟の屋上で鑑賞するのが年中行事となっているので、夜はそちらに参加していただいた。

5日目:8/8(日)

閉会。総研大の紹介ビデオ(本当は最初に見てもらいたかったのだが、スケジュールの関係でここしか時間がなかった…)を見てもらい、アンケートを回収して解散。と思ったのだが、みなさん名残惜しげでなかなか解散しない。「卒業式が終わったあと」の雰囲気でした。みなさんお元気で!

(記:分子スケールナノサイエンスセンター助教授 永田 央)