展示番号(C04)

電子をはこぶ金属錯体

 鉄やアルミニウムといった金属に酸素などの非金属元素が結合した分子を「金属錯体」と言います。金属錯体は金属の種類が同じでも結合している原子が変わると、その性質は大きく異なり様々な機能を発現します。錯体物性研究部門田中グループでは、電気エネルギーにより地球温暖化ガスである二酸化炭素をアルコールへ変換する(還元反応)機能を有する金属錯体と、アルコールを二酸化炭素に変換し電子を取り出す(酸化反応)機能を有する錯体について研究しています。意外に身近な“はたらく”金属錯体と最近の研究成果を紹介します。

南実験棟107号室、及びその前の廊下
錯体化学実験施設 錯体物性研究部門 田中晃二教授グループ


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