分子研の散歩道1 研究者のよこがお

 

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先生の研究の哲学は?

丸山先生の影響を強く受けています。先生が1980年~1990年によく口にしていた言葉です。「有機化学の発展はこれまで水平方向だった。そろそろ垂直方向の発展があるのではないか。その時の鍵になるのは1つ1つの分子ではなく分子の集合体だろう。そしてもう一つは生物のやっていることだろう」

私は、生物のやっている単発の化学反応ではなく、システムとしての化学反応をフラスコの中で実現させていきたいと思っています。

そのことによって有機化学の世界を拡げたい、という気持ちをいつも強く持っています。

趣味は?

音楽が好きですね。クラッシックのピアノのトレーニングを受けてきたので、時間ができたらまたやりたいと思っています。近代フランスの作曲家、ドビュッシーとかラベルとかが好きでしたね。ジャズもやってみたいですね。

永田 央(ながた とおし)・准教授
1987年京都大学理学部卒 
1990年京都大学大学院理学研究科博士課程中退、博士(理学) 京都大学理学部助手、日本学術振興会海外特別研究員を経て1998年より現職

聞き手&文:寺内かえで(広報室)、写真&web:原田美幸(広報室)
2010.8up

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