分子研の散歩道1 研究者のよこがお

 

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先生の研究の哲学は?

私は、研究のモチベーションは内なる学問的不満を解消するところから生まれると思っています。
だから、研究者にとって一番大切なことは、自分から問題提起をすることだと考えています。
私の好きな偉大な研究者は3つの力を兼ね備えています。それは、研究に対する明確な哲学や思想があること、抜群の実験的センスや理論的センスに裏付けされた“技”を持っていること、徹夜でもできるという実行力と馬力があることです。こういう研究者を目指したいですね。

趣味は?

基本的に無趣味ですね。研究以外のこともいろいろやりましたが、一瞬楽しいけれど長続きしないんです。
結局、一日中、研究のことを考えているのが一番楽しいですね。

夢は?

よりいっそう、理論・計算機シミュレーションの立場からモノ作りに近づきたいと考えています。
私は、応用物理学会に所属しているのですが、理論分子物理学や理論化学を応用物理学の世界に展開したいと思っています。例えば、新しい量子デバイス開発やエネルギー変換素子開発に役に立つ分子理論を打ち出したいですね。

信定 克幸(のぶさだ かつゆき)・准教授
1991年東北大学理学部卒業 
1995年東京大学大学院理学系研究科博士課程中退 博士(理学) 1995年分子科学研究所助手、1999年北海道大学理学部助手を経て2004年6月より現職

聞き手&文:寺内かえで(広報室)、写真&web:原田美幸(広報室)
2010.9up

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