分子研の散歩道1 研究者のよこがお

 

TOPページ > 奥村 久士

今、最もホットな興味は?

私は理論の研究の中でも、シミュレーションに興味があります。今までの方法ではできなかったシミュレーションの手法を開発することに最も興味があります。
未解決の問題というのはたくさんあるんですが、例えば、“タンパク質の折りたたみ(タンパク質フォールディング)”の問題を解決することに強く惹かれています。私の場合はタンパク質に興味があるわけではなく、方法論開発のターゲットとして面白いと思っています。

タンパク質フォールディングの異常による病気というのがいろいろあります。たとえば、狂牛病、アルツハイマー病などです。ですから、シミュレーションによって解明できれば医療への応用が期待され、実用面での貢献もできると思います。

最も気に入っている仕事は?

いろいろな温度や圧力下での生体分子のシミュレーションを成功させたことですね。

研究スタイルの特徴は?

う~ん。寝たいだけ寝る、ということでしょうか。

どういうことですか?

理論の仕事は頭が冴えていないとできないんですよ。頭がパッと開くときというのがあるんですが、そういうときはアイデアが浮かんできますね。頭が冴えていれば、夜通し続けて研究に没頭します。

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