分子科学研究所

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文部科学大臣から提示された平成28年度から平成33年度までの第3期中期目標に対して、自然科学研究機構として第3期中期計画を立てました。中期計画を着実に行うために毎年、年度計画を立て、年度終了後、実績報告書を文部科学省に提出することになっています。分子科学研究所は研究者個人の自由な発想に基づく基礎学術研究を中心に据えた研究所です。研究の神髄は計画通りに行かない意外性にあります。そのため、分子科学研究を支えている種々の研究設備も、限定した目的のためのものではなく、学問の多様性に対応できるものになっています。以下は、このような背景で立案した分子科学の研究分野の中期計画(抜粋)です。

分子科学分野において、物質・材料の基本となる様々な分子及び分子システムの構造、機能、反応に関して、原子・分子及び電子のレベルで研究します。それによって、化学現象の法則を発見するとともに、一般化して新たな現象や機能を予測、実現します。

  1. 理論的・計算化学的方法により、様々な分子システムの構造・性質とその起源を解明するとともに、新たな機能開拓に向けた研究を行います。
  2. 高度な光源や先端的分光法の開発を行うとともに、分子システムに内在する高次機能の機構解明や光制御に関する研究を行います。
  3. 新規な電気的・磁気的・光学的特性や高効率な物質変換・エネルギー変換を目指して、分子物質や化学反応系の設計・開発を行います。