履修対象者 | 1年次~5年次 |
授業担当教員 |
村橋哲郎(錯体化学,内線5580, mura@ims.ac.jp,山手3号館4階東) 正岡重行(錯体化学,内線5587, masaoka@ims.ac.jp,山手3号館4階西)(送信時は@を半角にしてください) |
授業実施日 | 5/13,20,27,6/3,10,17,24(平成26年度前期) |
実施場所 | 山手4号館3階 会議室 |
授業概要 | 金属イオンと有機配位子の組み合わせにより生み出される、金属錯体の特異な構造形成および機能発現について講義する。最先端の研究を金属錯体化学の基礎的な視点により解説する。本講義では配位子の設計、錯体の合成、構造と機能の相関を学習し、錯体化学の基本的な考え方を習得する。 |
講義計画 |
1. 錯体化学の基礎 周期表および結晶場理論に基づいて金属錯体の電子状態や構造に関する基本概念を理解する。
2. 金属錯体の設計概念 有機配位子の電子構造を理解し、金属イオンと有機配位子の組み合わせにより生成する金属錯体の設計概念を習得する。
3. 金属錯体の構造 金属錯体の特異なジオメトリーと有機配位子の事前設計により得られる集合体の構造形成過程を理解する。また、その特異な空間構造に起因する機能についても学ぶ。
4. 金属錯体の反応 酸化還元、光物性および触媒作用に関連した、金属錯体の反応性を系統的に理解する。 |
使用教科書,参考文献 |
Chemistry of the First-Row Transition Metals Oxford Chemistry Primers 71 Jon McCleverty Oxford University Press 1999 |
単位取得要件 | 70%以上の出席率 |
成績評価基準 | 試験及び出席状況を総合的に判断して成績を評価して,60点以上の者に単位を認める。 |
オフィスアワー | 授業後,教室または教員室にて。 |