分子科学研究所

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研究・研究者

研究施設

極端紫外光研究施設(UVSOR)

https://www.uvsor.ims.ac.jp/
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UVSORパンフレットUVSOR Activity Report

 

光は、その波長によって、赤外線、可視光線、紫外線、極端紫外線、X線、と様々な名前で呼ばれます。この様々な波長域の光からユーザーが望む波長の光を任意に取り出すことのできる装置がシンクロトロン光源です。高エネルギーの電子ビームが高磁場中で発するシンクロトロン光は、あらゆる波長域において高強度で指向性が高く、分子科学を始め幅広い研究分野で利用されています。分子科学研究所の極端紫外光研究施設は1983年に稼働を始めたシンクロトロン光源ですが、幾度かの改良を経て、現在でも、極端紫外線から赤外線・テラヘルツ波に至る低エネルギーのシンクロトロン光源として世界最高水準の高輝度性を誇っています。その特性を活かして、物質の機能性の起源である電子状態の直接観測が行われています。UVSORという愛称で世界的に知られ、国内のみならず世界各地から利用者を受け入れています。

 

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UVSOR施設

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先端電子構造評価法としてBL6Uに
光電子波数顕微鏡装置が導入された

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さまざまな材料のナノ構造を視覚化・元素識別するための走査型透過X線顕微鏡装置

 

機器センター

http://ic.ims.ac.jp/
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機器センターたより


機器センターは分子スケールナノサイエンスセンターと分子制御レーザー開発研究センターの汎用機器を統合して、平成19年4月に新たに発足しました。機器センターでの主たる汎用機器は山手地区のNMR、質量分析装置、粉末X線回折装置、円二色性分光装置、明大寺地区のESR、SQUID磁束計、X線回折装置(粉末、単結晶)、波長可変ピコ秒レーザーシステム、蛍光分光装置、紫外可視近赤外分光装置などです。また大学連携研究設備ネットワーク事業を推進し、各種講習会の実施や、機器利用の予約・課金webシステムを提供し、全国的な汎用機器の共同利用を支援しています。令和4年度からは文科省マテリアル先端リサーチインフラ事業を通して、施設利用と協力研究による多くの先端機器利用が可能です。

 

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CCD単結晶X線解析計
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高周波・高磁場電子スピン共鳴装置

装置開発室

http://edcweb.ims.ac.jp/

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装置開発室/活動報告集 Annual Report


装置開発室では、分子科学研究に必要な様々な実験装置の製作・開発を行っています。機械、エレクトロニクス、微細加工などの設備を有し、高度な技術・技能を有する技術者が配属されています。研究所創設当初から、所内外の研究者と密接に連携し、独創的な研究を可能とする様々な実験装置の開発を手掛けてきました。将来の分子科学研究を支えるために、より先進的な技術の習得にも積極的に取り組んでいます。研究者や学生に対して機械加工や電子回路工作に関する講習会を開催し、技術の普及にも努めています。

 

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機械設計
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電子回路

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クリーンルーム

計算科学研究センター【岡崎共通研究施設】

https://ccportal.ims.ac.jp/
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我が国唯一の分子科学分野の理論計算科学研究のための共同利用施設です。先導的な学術研究の発信はもとより、岡崎地区の3研究所と全国の分子科学とバイオサイエンスの研究者に対して、大学等では不可能な大規模計算を実行できるハード環境と様々なプログラムソフトを提供しています。総理論演算性能6.68PFlopsの「高性能分子シミュレータ」の運用を2023年2月に開始し、大規模な計算が実行できる環境を提供しています。

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高性能分子シミュレータ