Manabi
糖鎖
マウスや指で動かしてみよう

(水素原子は省略しています)
多種多様な糖が連なる複雑な分子。
特定の結合パターンによる細胞認識や免疫など、多様な生体機能に深く関与。
実は、私たちのABO式血液型の違いは、赤血球の表面にある「糖鎖の形」だけで決まっています。基本の糖鎖に特定の糖がつけばA型、別の糖ならB型、何もつかないとO型になります。 たったひとつの糖の違いが、命に関わる輸血の適合性を左右するのです。糖鎖は単なるエネルギー源ではなく、細胞の「顔」や「身分証」として、私たちが自分自身であることを証明する重要な役割を担っています。
上の3Dモデル(1H3X)は、体を守る「抗体」のしっぽ部分です。タンパク質の隙間を埋めるようにヒョロリとした「糖鎖」が挟まっています。実はこの小さな糖鎖が、免疫細胞と握手するための「スイッチ」のような役割を果たしています。ここにどんな糖がつくかで、抗体がくっついた病原体に対して免疫細胞が攻撃する強さがガラリと変わるのです。
表示しているタンパク質1H3X(PDB, 外部サイト)はヒトの抗体(IgG)の一部です。