Manabi
酸素分子 O₂
マウスや指で動かしてみよう

呼吸と燃焼に深くかかわる分子。
多くの生物が効率よくエネルギーを得るために欠かせない重要な存在。
燃焼は、物質が酸素で酸化される現象のうち、特に速く進むものです。鉄がさびるのも酸化ですが、ゆっくりなので熱や光が目立ちません。一方、木やガスの酸化は一気に進むため、まとまった熱と光として観察しやすい形で現れます。つまり、炎の燃える速度は「酸化のスピード」が見える形になったものです。同じ酸化でも、反応の進み方で世界の見え方が変わります。
呼吸は、体に取り込んだ酸素分子O₂を使って栄養を分解し、エネルギーを得る仕組みです。燃焼と同じく酸化反応ですが、体内では段階的にゆっくり進みます。そのおかげで、熱や光ではなく、生物が使える形でエネルギーを取り出せます。最終的に二酸化炭素が生まれ、息として外に出ていきます。呼吸は、炎を出さずに「安全にエネルギーを得る工夫」とも言えます。