分子科学研究所

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2009/04/06

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唯美津木准教授に第11回守田科学研究奨励賞

「表面を媒体とした高機能金属活性構造の創出と触媒反応機構のリアルタイム解析」

物質分子科学研究領域・電子構造研究部門の唯美津木准教授が、大学女性協会第11回守田科学研究奨励賞を受賞しました。

唯准教授は、固体表面を媒体とした新しい触媒表面の分子レベル設計法として、表面の不斉自己組織化、固定化錯体の配位子を鋳型分子とした表面モレキュラーインプリンティング法などの独創的な触媒表面設計法を複数考案し、高難度触媒反応を実現する優れた新規触媒を複数創出しました。また、放射光を用いたin-situ時間分解XAFS構造解析により、触媒反応過程における高活性触媒の動きや触媒劣化の過程をリアルタイムで捉えることに成功し、次世代の触媒設計につながる重要な触媒構造情報を明らかにしました。これらの研究成果が高く評価され、第11回守田科学研究奨励賞の受賞が決まりました。なお、授賞式は2009年6月6日に行われます。

唯グループHP ---http://groups.ims.ac.jp/organization/tada_g/