お知らせ
2009/04/06
お知らせ
物質分子科学研究領域・電子構造研究部門の唯美津木准教授が、化学技術戦略推進機構の2008年度萌芽技術奨励金制度の助成対象に選ばれました。本制度は、日本化学会、高分子学会、化学工学会奨励賞の受賞者のみを選考対象とした研究助成制度であり、1名の若手研究者に2年間の研究助成を行うものです。
唯准教授は、固体表面を媒体とした新しい触媒表面の分子レベル設計法を考案し、世界に先駆けて高活性触媒構造と選択的反応空間を同時構築できる斬新な触媒表面の構築を実現しました。また、触媒反応が進行しているその場で触媒の動きをリアルタイムで捉えることのできるin-situ時間分解XAFS法により、高活性触媒の働きを解明することにも成功しました。同氏が提案した触媒表面の合理的設計法及びin-situ時間分解XAFS法は、今後の化学技術を支える新規触媒の開発研究における重要課題を解決し得るものとして、第2回JCII萌芽技術奨励金の助成対象に選ばれました。
唯グループHP ---http://groups.ims.ac.jp/organization/tada_g/