分子科学研究所

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2011/08/22

アウトリーチ

職場体験学習への協力(極端紫外光研究施設:UVSOR)

分子科学研究所は、2011年度も「あいち・出会いと体験の道場」として実施される職場体験学習に協力しています。

 

8月5日、岡崎市立の竜海中学校と常盤中学校の生徒さん合わせて3人がUVSORにて、実習を行いました。

 

UVSORは、分子科学研究所で最も大きな研究施設です。

紫外線より波長が短く、X線よりは波長が長い極端紫外光は、分子科学の光科学研究に不可欠な波長の光ですが、地上では真空中で人工的に作り出す必要があります。このような光を得るため、1983年にこの施設は誕生しました。2003年には加速器を大改造し、20年を越えた現在も小型の放射光源施設として世界トップクラスのものです。この施設はUVSOR(ユーブイソール)という愛称で世界の研究者によく知られています。

 

今回の実習のテーマは、「光を作る」と「真空を作る」でした。
「光を作る」では、加速器の見学と、施設を維持するためにとても重要な、日常の点検作業を体験していただきました。

放射光を作りだすためには、高い真空度の空間を作り出すことが必要となります。実習では、真空容器のフランジの閉め方や、トルクレンチという道具の使い方を習い、実際に試してみました。そして、真空ポンプで真空にし、真空計を読み取ることにより、きちんと閉まっているかを確認しました。

「光を作る」では、加速器の見学と、施設を維持するためにとても重要な、日常の点検作業を体験していただきました。

 

次に、ハンディタイプの線量計を使い、場所を変えながら測定し、微弱な自然界の放射線が場所によって違うことを学びました。

次に、ハンディタイプの線量計を使い、場所を変えながら測定し、微弱な自然界の放射線が場所によって違うことを学びました。