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川合眞紀所長が紫綬褒章を受章

川合眞紀所長はこのたび、「固体表面における触媒反応に関する研究」および「走査トンネル顕微鏡を用いた単分子化学反応の実現」の研究成果が評価され、紫綬褒章を受章しました。川合所長は光化学スモッグの原因物質である窒素酸化物を無害化する研究に取り組み、固体触媒の酸化バナジウムにより窒素酸化物とアンモニアが反応して無害化される機構を解明しました。現在は、産業用ボイラーやディーゼルエンジンから排気される窒素酸化物を除去する触媒として工業化され、世界中で利用されています。また、固体表面を原子レベルで観察できる空間分解能を持つ走査トンネル顕微鏡を用い、固体表面上の単分子に電子を注入して分子の振動を励起することで結合を切断したり、固体表面上で分子を移動させることに成功しました。単分子の化学反応や動きを直接操作するというこれらの成果は研究者の夢であり、ナノサイエンスや単分子化学が広く認知されるようになったのみならず、単分子デバイスの開発等、応用分野への展開も期待されています。

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