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受賞

大森賢治教授が平成30年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞を受賞

光分子科学研究領域の大森賢治教授が、
平成30年度科学技術分野の文部ohmori_201804.png科学大臣表彰 科学技術賞を受賞しました。今回の受賞は「アト秒精度の極限コヒーレント制御の開発と応用に関する研究」に対するものです。

電子や原子の量子的な波(波動関数)の干渉をレーザー光で制御する技術はコヒーレント制御と呼ばれています。1980年代に、孤立した原子や分子の光励起過程(イオン化・分解など)を制御するために提唱された概念です。1990年代のレーザー技術の急速な発展によって実現しましたが、その後2000 年代に至るまで、コヒーレント制御を原子・分子の光励起過程以外に活用することが大きな課題となっていました。大森教授は、「2発のレーザーパルスの電場振動のタイミングをアト秒精度で調節し物質の波動関数に転写する」という手法を用いて波動関数の干渉を引き起こし、アト秒精度の極限的なコヒーレント制御を開発することに成功しました。本研究により、アト秒精度のコヒーレント制御技術が確立され、その波及効果は、量子力学の基礎的な検証、情報工学、固体物理、量子シミュレータなど様々な科学・技術分野へ及んでいます。本成果は、量子シミュレータや量子コンピュータなど、電子や原子の波の性質を活かした質的に新しいテクノロジーである「量子科学技術」の進展に寄与することが期待されます。

表彰式は、4月17日に、文部科学省にて開催されます。

大森研究室 HP
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