お知らせ
2018/06/01
受賞
ウルフ賞授賞式が2018年5月31日、イスラエルで行われ、特別研究部門の藤田誠卓越教授が化学部門賞を授与されました。カリフォルニア大学バークレー校のOmar Yaghi教授と共同受賞であり、化学部門における日本人受賞者は、野依良治先生(2002年ノーベル化学賞)以来の二人目の栄誉ということになります。
授賞式はイスラエル大統領府にて挙行され、タキシード姿の藤田先生が着物姿の奥様を伴われて会場に登場されると周囲からの写真撮影のお願いが止まりません。特に来賓のFraser Stoddart教授をはじめ、韓国のKimoon Kim教授や東大の相田卓三教授から盛大な祝福を受け、間もなく会場は招待客や記者で埋め尽くされました。受賞式典が開始するとイスラエル大統領と文部科学大臣の祝辞に続き、各部門の受賞者について、これまで歩まれてきた人生の過程をまとめた印象的なMovieの上映と賞状の授与、そして受賞者スピーチがありました。「私の研究と私の娘は、実は同じ年に誕生しどちらも素晴らしく育ちました」との藤田卓越教授のユーモアを交えたスピーチは会場からの温かい笑いと拍手喝采で迎えられました。