分子科学研究所

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2020/11/04

アウトリーチ

豊田朋範先生の出前授業(岡崎市立南中学校 2020年10月6日実施)

10月6日(火)に岡崎市立南中学校の1年生を対象として、「世界は光に満ちている-光の不思議と謎に触れてみよう-」と題した出前授業(サイエンスセミナー)を行いました。本授業は、主講師 豊田朋範 技術職員、副講師 片柳英樹 助手の2名で実施しました。当日は、講師2名で南中学校を訪問して、光の性質や、同じ波である音との類似点・相違点などについて説明し、さらに演示実験も行いました。実験では、主講師の専門である電子回路工作技術を生かして開発した「(肉眼では)見えない電光掲示板」(一部のスマホのカメラなどには写る)を使って、赤外線についての体験などをしてもらいました。

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感染予防として、生徒さん達には体育館に十分な間隔をとって座ってもらい、窓や暗幕を開けて、換気に注意しながら授業を実施しました。そのため、後ろの生徒さんは壇上のスライドや実験がほとんど見えません。そこで、最近中学校に配備されたタブレット端末を持参してもらって、手元でスライドや事前にビデオ収録した実験の様子を見てもらいました。

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タブレット端末を活用する生徒さん達と豊田講師

授業の最後には生徒さんからの鋭い質問もありました。生徒さん達には、理科では疑問を持つことが大切なことや、分子から天体まで、物質を調べるために光を使うことの重要性に気付くきっかけを得てもらえたようです。このたびの出前授業にあたり、理科ご担当の蜂須賀先生をはじめ南中学校の先生方には大変お世話になりました。ありがとうございました。

(片柳英樹・豊田朋範 記)