分子科学研究所

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2022/12/28

アウトリーチ

菊地拓郎先生の出前授業(2022年11月25日実施)

11月25日(金)に岡崎市立小豆坂小学校の6年生3クラスを対象に「水溶液を使ったモノづくり」と題して、出前授業を行いました。技術推進部装置開発ユニットの菊地拓郎 技術職員が講師、研究力強化戦略室の片柳英樹 助手が実験補助として実施しました。

はじめに分子研、技術職員の仕事について紹介しました。実験装置の製作に携わっている仕事があることに関心を持ってくださった児童もいたようです。 学習中である「水溶液」の単元に絡めて、社会や産業での水溶液の利用例のひとつとして電気めっきが使われていることをお話ししました。めっき技術はスマートフォンなどの電子機器、自動車産業など幅広い工業製品や身の回りの生活に使われている技術であることを紹介しました。

電気めっき実験では、100円均一店のステンレス製品に金めっきを施す実演をしました。 普段では目にする機会がほとんどない電気めっきの様子を児童一同興味深く見守っていました。めっき液から銀色の見た目だったステンレス製スプーンが30秒ほどで金色となって現れた瞬間に大きな歓声が上がりました。

授業を受ける様子からも科学への興味関心が高いことが感じ取れました。今回のように学校の学習内容が多様な技術に発展することを紹介したことで、児童の皆さんの科学体験や気づきの一助となっていれば幸いです。

(菊地拓郎 記)