お知らせ
2025/04/29
お知らせ
西信之名誉教授が、長年にわたり教育・研究に従事された功績を称えられ瑞宝中綬章を受章しました。
西名誉教授は、1996年に分子科学研究所教授に着任し、電子構造研究系研究主幹、分子構造研究系研究主幹などを歴任され、2006年から2010年まで研究総主幹、この間、物質分子科学研究領域研究主幹を併任するなどして、分子科学研究所の運営等に尽力されました。また、総合研究大学院大学の教授、専攻長、研究科長としても教育に多大な貢献をされました。
研究においては、極微小液滴を真空中で断熱膨張させるという全く新しい手法を完成させました。また金属アセチリドを出発とするナノ物質の研究から多孔性炭素材料を開発し、これが燃料電池の電極材として利用価値が高いことが明らかとなったため、企業により実用化に至りました。
以上のように、 西名誉教授は、物質分子科学に止まらず、広く国内外の科学技術の発展に尽くし、多大な貢献をされたことが認められ、今回の受章となりました。