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演 題 | 「強光子場科学の最前線-光をまとった分子の世界」 |
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日 時 | 2005年11月09日(水) 16:00 |
講演者 | 山内 薫 (東京大学大学院理学系研究科化学専攻・教授) |
場 所 | 岡崎コンファレンスセンター大会議室 |
概 要 | われわれの世界は光に満ちあふれています。しかし、この光は決して強いものではありません。近年のレーザー技術は、その光の強さを格段に大きくすることを可能にしました。その結果、原子や分子内で電子が感じることのできるクーロン電場に匹敵する程、大きな電場を光によって作ることができるようになりました。最近の研究から、そのような光の場の中で、分子が極めて面白い挙動をすることが明らかになってきました。そして、この強光子場をデザインすることによって、分子内の化学結合の切断をコントロールすること、そして、新しい反応を誘起することができるようになりました。さらに、強レーザー光と固体の相互作用によって、短パルスのX線や電子線を発生することができるようになり、そのような短パルスの光源や粒子源を使って、物質の変化を追跡する試みも行われています。講演では、この学際的な研究の最前線の面白さを分かりやすく紹介したいと思います。
〔参考〕 |
その他 |
16時から17時過ぎまで(15時半からお茶・お菓子を用意いたします) |