分子科学研究所

サイト内検索

研究・研究者

研究会・セミナー

セミナー・イベント詳細

分子研研究会

演 題 「結晶と磁性のChirality:磁気構造と物性」
日 時 2006年02月18日(土) 9:00
場 所

岡崎コンファレンスセンター小会議室

概 要

Chiral磁性体は、マクロスケールでスピンchiralityが発現する秩序状態である。物性科学におけるchiralityの概念は、「構造的(電 気的)chiralityと磁気的chirality」、「分子スケール(ミクロ)chiralityと結晶スケール(マクロ)chirality」とい う対比によって整理できるが、これらが互いを誘導する機構には未解明の問題が山積している。最近、chiral磁性体において、高次高調波交流磁化率、不 斉磁気光学効果、chiralソリトン格子生成によると思われる磁化率異常、磁化誘起非線形光学効果、磁気円二色性における異常な磁化過程といった特異挙 動が矢継ぎ早に報告されている。本研究会では、《物質探索》、《構造・物性測定》、《理論》各分野の研究者が一同に会して「結晶のchiralityと磁 性のchirality」の関連を議論する。

テーマ (1)高次非線形応答・スピンダイナミクスの諸問題
(2)Chiral磁気秩序に関する中性子回折とNMRの結果の整合性
(3)結晶空間群と磁気空間群の整理
(4)Chiral磁性体のMCD、MChD
(5)磁気光学効果の理論
(6)磁気異方性・DMベクトルのab initio計算
(7)スピングラスのカイラリティ仮説との関係
など
詳 細

詳細は下記ページをご覧ください 
http://leibnitz.mns.kyutech.ac.jp/~kishine/IMS_conf2006Feb/imsconf06feb.htm

 

その他

所内対応:米満賢治(理論分子科学研究系)
提案者: 井上克也(広大)、菊地耕一(首都大)、岸根順一郎(九工大)