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研究会・セミナー
演 題 | 量子情報ネットワーク -その2- |
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日 時 | 2007年03月07日(水) 11:00 |
講演者 | 古澤 明(東京大学大学院工学系研究科・助教授) |
概 要 | 我々は量子力学的効果を積極的に用いた「光量子情報ネットワーク」構築を究極の目標として研究を行っている。我々の意図している光量子情報ネットワークは 2つの領域からなり、それらは量子ローカルエリアネットワーク(量子LAN)および量子LAN間ネットワークである。量子LAN内では、量子LAN内全体 で量子エンタングルメントを共有し、それを用いて量子テレポーテーションネットワークを構築する。量子LAN間では使用する光の量子状態をコヒーレント状 態(レーザーの状態)に限定し、受信側のみでの量子操作により、シャノン限界を超えた通信容量を実現する。我々は、このような光量子情報ネットワーク実現 を目指し、その要素となる量子テレポーテーションの高性能化、量子テレポーテーションネットワークの実現等を行っている。本講演では、これらの最 近の進展について述べる。 |
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