研究・研究者
研究会・セミナー
演 題 | 「ひので」搭載極端紫外線望遠鏡(EIS)による太陽コロナプラズマ診断 -実験室プラズマとの共同研究- |
---|---|
日 時 | 2007年07月18日(水) 16:00 |
講演者 | 渡邊鉄哉 (国立天文台・ひので科学プロジェクト・太陽天体プラズマ研究部 教授) |
場 所 | 研究棟201セミナー室 |
概 要 | 第22号科学衛星「Solar-B」は昨年の秋分の日に打ち上げられ「ひので」と命名された。搭載極端紫外線望遠鏡(EIS)は、鉄多価イオン (Fe+7~Fe+23)が数多く存在する170-210A、250-290Aの極端紫外の2波長域を秒オーダーの露出時間で観測し、遷移層・コロナ中で 非電離平衡状態にあるプラズマを、太陽観測としては初めて捕らえることができる装置である。このプラズマ診断のため、鉄イオンの時間発展型衝突輻射モデル を開発した。また、そのモデルに用いられる鉄の原子データの改善を図るため、低エネルギ-領域にチューンした小型EBIT装置を開発し、またLHDに鉄元 素を投入するTESPEL実験を行って、原子データの評価を行っている。 |
その他 | 午後4時より5時過ぎまで(コーヒータイムは3時半から) |