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演 題 | 「二バンド模型における軌道依存モット転移」 |
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日 時 | 2007年10月15日(月) 10:00 |
講演者 | 古賀 昌久 (京大理) |
場 所 | 分子研 南実験棟408号室 |
概 要 | 軌道自由度を持つ強相関電子系は、物性物理の中で最もアクティブな研究分野の一つとして注目されている。興味深い例として、ルテニウム酸化物 Sr2RuO4において期待されている軌道依存モット転移がある。これは、ある特別な軌道のみにおいてモット転移が起きる現象である。この軌道依存モット 転移の性質については、実験的研究が活発になされているが、理論的には自明でない面白い問題を含んでいる。本講演では、異なるバンド幅を持つ縮退模型を取 り上げ、軌道依存モット転移の性質および、その転移によって誘起される軌道依存モット相の安定性について詳細に議論する。 |
お問合せ先 | 米満賢治(理論・計算分子科学研究領域) |