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演 題 | 「溶媒分子の粒子性と巨大分子間相互作用」 |
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日 時 | 2008年01月30日(水) 16:00 |
講演者 | 秋山良(九州大学・大学院理学研究院・准教授) |
場 所 | 研究棟201セミナー室 |
概 要 | 蛋白質などの生体巨大分子の働く場所は、通常は細胞質の様な巨大分子が混み合った電解質水溶液中であ る。その様な場所での巨大分子間(実効)相互作用は真空中とは大きく異なっている。液体論でよく知られている事で有るが、液体内の液体構成分子間の実効相 互作用を評価する上では、直接の分子間引力相互作用よりも、むしろ各分子の持つ斥力コアの評価が重要だからである。この粒子性は、系の体積充填率が非常に 小さくなるわけではないので、極めて巨大な分子間の相互作用を考える場合にも極めて重要と考えられる。この観点から、簡単な理論に基づく考察と数値計算の 結果を用いて、巨大分子間相互作用、例えばDLVO 理論、を見直してみたい。 |
その他 | 午後4時より5時過ぎまで(コーヒータイム は3時半-) |