分子科学研究所

サイト内検索

研究・研究者

研究会・セミナー

セミナー・イベント詳細

市民公開講座 第74回分子科学フォーラム

演 題 「冷却原子で観る量子論の不思議」
日 時 2008年03月12日(水) 16:00
講演者 久我隆弘(東京大学大学院総合文化研究科・教授)
場 所

岡崎コンファレンスセンター大会議室

概 要

「あらゆる物質は波でもあり粒子でもある。」この二重性と呼ばれる量子論の基本原理は、頭では分かっていても、なかなか受け入れ難い面もあります。また、 「世の中にはボソンとフェルミオンの二種類しかない」と言われても、目の前にある種々雑多なものがたった二種類に分類されてしまうなんてとても信じられま せん。でもこれも、量子統計性からくる当然の帰結なのです。
このように量子論はとても謎めいた奇妙で不思議な原理から成り立っています。ただこれらは、人間の立場から見て不思議なだけで、原子にとってはごく当たり 前なものなのです。講演では、これら量子論の不思議な原理を、冷却原子を使って人間の目に見える形にする研究を紹介します。

forum_74.jpg

その他

【分子科学フォーラムについて】
市民の方々に分子科学やその他の分野の第一線の研究成果をわかりやすく紹介する講座で、1996年に開講し年4回(2008年までは年6回)開催しています。皆様のご来場をお待ちしています。