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研究会・セミナー
演 題 | 「Dictionary Learningの統計力学」 |
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日 時 | 2013年06月07日(金) 16:00 より 17:00 まで |
講演者 | 坂田綾香 (東京工業大学大学院総合理工学研究科・日本学術振興会特別研究員 (PD) ) |
場 所 | 分子研 南実験棟408号室 |
概 要 | データの疎性 に着目した情報処理は、近年大きな注目を集めている。そのひとつである圧縮センシングでは、対象とするデータが疎であるという事前知識を用いて、少ない観測数からデータを復元することが考えられている。一般のデータに対して疎性に着目した情報処理を行うためには、データが疎に表現されるための基底を知る必要がある。この基底はdictionaryと呼ばれ、利用可能なデータを用いた学習過程からdictionaryを得る問題はdictionary learningと呼ばれる。我々は、dictionary learningが統計力学の問題として表現できることに着目し、dictionaryを学習するために必要なデータの数を見積もった。数学的証明に基づいた既存の研究では、学習に必要なデータ数はデータサイズに対して指数関数的に増加するとされていたが、統計力学的解析の結果、データサイズと同じオーダーで学習可能な場合が存在することが明らかになった。本講演では以上の結果について、統計力学的解析を通して得られたdictionary learningの物理的描像を説明しながら議論する。 |
お問合せ先 | 鹿野 豊 |