分子科学研究所

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最先端分光で切り拓く強相関電子系の未来(8/4まで)

日 時 2013年08月02日(金) 17:00 より 2013年08月04日(日) 12:30 まで
場 所

岡崎コンファレンスセンター(愛知県岡崎市)

概 要

近年著しく発展している放射光やレーザーを利用した分光法は、固体や薄膜・分子表面などの物性、機能性に関する研究に大きな役割を果たしている。最近のトピックスの1つは、これらの最先端分光を最大限活用して、強相関電子固体やトポロジカル絶縁体、酸化物薄膜の機能性発現のステージである強い電子間の相互作用の謎を電子構造の立場から理解することにより、新しい物性の発現を実現させることである。また、これらの研究により得られる知見は、ナノサイエンスの基礎として重要であることはもちろんのこと、物理、化学研究における新たな概念を導き出す契機にもなっている。そこで、2013年8月に世界的な強相関電子系に関する国際会議が東京で行われ、世界中の著名な物質科学研究者が多数、日本に集う機会に合わせ、強相関電子系固体・薄膜の最先端分光研究によって切り拓かれる未来を議論する研究会を開催する。この機会が、多くの分野の研究者が情報を交換し、異分野間の新たな共同研究、強相関電子系研究の更なる展開への布石になるものと考えている。 本研究会では、現在、多くの物理学者、化学者の間で関心が高い、強い電子間の相互作用が関与し機能性が発現していると考えられている、遷移金属酸化物・有機伝導体・希土類重い電子系・トポロジカル絶縁体や酸化物表面などにおける放射光やレーザーを用いた最先端分光研究について、強い電子相関による電子状態の変化とその結果、現れる様々な新規物性について、最新の研究成果を報告するとともに、現状の問題点、解決すべき点など、これからの研究の方向性を確認し深く議論する予定である。

■招待講演者
Jonathan DENLINGER(ALS, LBNL, USA)
Shin-ichi FUJIMORI(JAEA, Japan)
Toru HIRAHARA(Univ. Tokyo, Japan)
Yukiaki ISHIDA(Univ. Tokyo, Japan)
Akio KIMURA(Hiroshima Univ., Japan)
Takayuki KISS(Osaka Univ., Japan)
Takayuki MAKINO(Univ. Fukui, Japan)
Marc SCHEFFLER(Uni. Stuttgart, Germany)
Kyle SHEN(Cornell Univ. USA)
Joerg SICHELSCHMIDT(MPI-CPfS, Germany)
Tetsuya TAKIMOTO(Hanyang Univ., Korea)
Hiroyuki YAMANE(IMS, Japan)
Kohei YOSHIMATSU(TIT, Japan)

■発表形式
招待講演、ポスター

■提案者
宮崎 秀俊(名工大), 木村 真一(分子研UVSOR), 松波 雅治(分子研UVSOR), 伊藤 孝寛 (名大院工)

その他

詳しくは http://www.uvsor.ims.ac.jp/staff/skimura/UVSOR/IMSWS2013/

申込締切:6月21日

参加費:無料

お問合せ先

宮崎 秀俊
名古屋工業大学 若手研究イノベータ養成センター
〒466-8555 愛知県名古屋市昭和区御器所町 
TEL : 052-735-5394 E-mail : miyazaki@nitech.ac.jp(送信時は@を半角にしてください)

所内対応:木村 真一 (分子研 UVSOR)