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第3回量子化学ウインタースクール〜基礎理論と分子物性の理論〜

日 時 2013年12月16日(月) 13:30 より 2013年12月17日(火) 17:30 まで
場 所

岡崎コンファレンスセンター 2階 小会議室 http://www.orion.ac.jp/occ
ポスター会場:小会議室前

概 要

現在、量子化学では電子相関や相対論効果を精密に記述する緻密な電子状態理論が開発されています。これらの最先端の理論開発では、理論の基礎を熟知していることが必須になります。今回のスクールで は、この観点から基礎理論の解説を重視し、Hartree-Fock法やDirac-Fock法、第2量子化による電子相関法について講義するスクールを企画しました。講義では簡単な演習も行う予定です。
また電子状態理論は、様々な分子物性の解析、新しい概念の創出、機能性分子や分子デバイスの開発に有用なアプローチとして利用されています。そこで、分子物性の基礎理論やその応用について、いくつかの研究に焦点をあて、解説していただく講義も企画しています。
いずれの講義についても、最先端で研究を行っておられる先生方を講師としてお招きし、基礎から分かりやすく解説していただきます。また、講師陣との意見交換や交流もできるように、参加者によるポスター発表も行います。電子状態理論を志している学部学生や大学院学生、若手研究者、実験研究者の方々など、電子状態理論に興味を持っておられる皆様のご参加をお待ちしております。

プログラム
2012年12月16日(月)
13:30 - 13:40 はじめに 
  司会:倉重佑輝(分子研)
13:40 - 15:30 阿部穣里先生(首都大学東京)
「Dirac-Hartree-Fock法を中心とした相対論的量子化学法」
15:30 - 15:40 休憩
15:40 - 17:30 中井浩巳先生(早稲田大学)
「量子化学における第2量子化の手法」
18:00 - 19:30 懇親会
2012年12月17日(火)
  司会:秋永宜伸(計算科学研究機構)
 9:00 - 10:50 中野雅由先生(大阪大学)
「開殻分子系の光応答物性の理論」
10:50 - 11:00 休憩
11:00 - 12:00 受講者の研究発表(poster)
12:00 - 13:30 昼食
  司会:大西裕也(神戸大)
 13:30 - 15:20 山下晃一先生(東京大学)
「太陽エネルギー変換過程の理解と予測に向けた計算化学」
 15:20 - 15:30 休憩
 15:30 - 17:20 福田良一先生(分子科学研究所)
「電子励起状態の量子化学-近赤外光の利用と溶媒効果」
 17:20 - 17:30 おわりに

 

その他

■参加方法
12月8日までに下記申込フォームからご登録ください。
なお学生限定で、往復交通費(自然科学研究機構規定額)及び宿泊費の一部(2400円/泊)を支給します。ご希望の場合、参加登録にて申請して下さい。
(*予算に限りがありますので、ご希望に添えない場合もあります)

申込を締め切りました。多数のご応募ありがとうございました。

 

■参加費
無料

 

■懇親会
開催日:12月16日(月)18:00~
会 場:分子科学研究所 職員会館1F
懇親会費(一般)3,000円、(学生)2,000円