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演 題 | 「pH-dependent change in β-sheet structures in amyloid fibrils」 |
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日 時 | 2018年07月25日(水) 13:30 |
講演者 | 平松弘嗣 助理教授 (台湾・國立交通大學應用化學系) |
場 所 | 計算科学研究センター棟200号室 |
概 要 |
タンパク質やペプチドがβシートに富む針状凝集体(アミロイド線維)を形成することが知られている。我々は、9残基のペプチド(β2-ミクログロブリン21-29フラグメント)のアミロイド線維のβシート構造が、pH 7.7を境に変化することを見出した。単一のペプチドが複数のβシート構造を形成する例として興味深い。この試料に対して赤外分光法と13C同位体ラベル法および直線偏光二色性測定を組み合わせた構造解析を行い、pH >7.7では平行βシート構造、 pH <7.7では逆平行βシート構造が存在することを示した。本セミナーでは構造解析の方法を解説するとともに、低振動ラマン分光法、顕微ラマン分光法などの測定結果について紹介する。 |
その他 | 対応者:奥村久士 |