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| 演 題 | 「特異な電子構造と安定性をあわせもつ新奇π電子系の創成」 “Exploring Novel π-Electron Systems toward Unusual Yet Stable Functional Mate” |
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| 日 時 | 2022年01月18日(火) 16:00 より 17:30 まで |
| 講演者 | 深澤 愛子教授 （京都大学高等研究院 物質−細胞統合システム拠点 （iCeMS）） |
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Zoom開催 |
| 概 要 | π電子系は有機化合物の光・電子機能を追求する上で必要不可欠な存在です。優れた物性や機能をもつ新たなπ電子系の創出は，基礎学術としての面白さと機能性材料としての可能性の両面から，今もなお多くの研究者を魅了し続けています。世界的に熾烈な研究競争が繰り広げられるこのπ電子系の科学において，極限的な物性の実現に資するような物質創製はどうすれば達成されるのでしょうか。最も直截的なアプローチの一つとして，分子自身あるいはその集合体に特異な電子構造をもたせることでしょう。しかしながら，特異な電子構造は同時に高い反応性を引き起こすため，このジレンマを如何に解決するかが大きな鍵となるはずです。このような考えに基づき，私たちは高反応性の非ベンゼン系炭化水素をいかに安定化するかという方法論の提案を基軸として研究を行なっています。本講演では，非ベンゼン系炭化水素の化学を概観した上で，私たちの分子設計を最新の成果を交えてご紹介します。
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