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| 演 題 | 「誘導ラマン散乱顕微法による振動分光イメージング」 |
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| 日 時 | 2025年11月26日(水) 16:00 |
| 講演者 | 小関泰之 教授(東京大学 先端科学技術研究センター) |
| 場 所 |
研究棟201室 |
| 概 要 | 誘導ラマン散乱(stimulated Raman Scattering, SRS)顕微法[1,2]は、分子および格子振動を迅速かつ選択的に可視化できる強力なイメージング技術であり、生物学および材料科学において幅広い応用が展開されてきた。本講演では、SRS顕微法に関する我々の最近の成果を紹介する。具体的には、SRSと蛍光顕微鏡の統合イメージングシステムと、新たに開発されたラマンプローブを組み合わせることで、多重分光イメージング[3]、酵素活性マッピング[4]、超解像イメージング[5]などを実現している。これらの技術は細胞内小器官の動的相互作用の解析に有用と考えている。また、SRS顕微鏡の応用範囲を材料分野にも展開し、2次元材料であるhBN [6]やワイドバンドギャップ半導体[7]、シリコン[8]等における歪などのイメージングに成功している。さらに、SRS顕微鏡の雑音低減に量子光学を応用した結果も紹介する[8-11]。また、ラマン散乱における「光子とフォノンの同時生成」が、根源的にはスクイージングと共通するものであり、波動関数の変形として捉えられることにも触れたい。 参考文献
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| お問合せ先 | 杉本 敏樹、岡崎圭一(2025年度コロキウム委員) |