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| 演 題 | 「電⼦と⽔素の⾃由度に基づく新しい物性化学」 |
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| 日 時 | 2026年02月27日(金) 16:00 |
| 講演者 | 北川宏 教授(京都大学 大学院理学研究科) |
| 場 所 | 研究棟201室 |
| 概 要 | 固体の電子物性については、バンド理論を基盤とする固体電子物性学の確立と共に、電子輸送物性、磁性、光物性、誘電物性などを中心に今日まで発展してきた。電子を止めたり(絶縁体)、動かしたり(金属)、抵抗が0になる超伝導にしたり、電子の自在制御が可能になってきている。純粋な0次元(原子や小数原子クラスター)、及び、1次元(擬1次元電子系)、2次元(擬2次元電子系)、3次元のバルクの研究はやり尽くされた感は否めない。バルクの研究は、電子の自由度(電荷自由度、スピン自由度など)に起因する物性が殆どである。未知物性の探索で重要なことは、電子の自由度に加えて、系の内部自由度を高めるために量子波動性を有する水素の電荷自由度(ヒドリド~プロチウム~プロトン)を融合させる科学技術(プロトエレクトロニクス)を確立し、未知の現象が潜む次元交差領域の物質開発を行うことである。次元交差領域の物質としては、例えば、0次元から3次元の交差領域には量子ドットやナノ物質系が、1次元から2次元の交差領域には梯子系やチューブ系が、2次元から3次元の交差領域には表面MOF(Metal-Organic Framework)などが位置している。本コロキウムでは、次元交差領域に潜んでいる未知物性の探索研究例について紹介する。 |
| お問合せ先 | 山本浩史 (協奏分子システム研究センター) |