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| 演 題 | 「炭素物質の創製および応用に向けた分子合成手法の開発」 |
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| 日 時 | 2026年03月06日(金) 16:00 |
| 講演者 | 八木亜樹子 教授(名古屋大学 大学院理学研究科) |
| 場 所 | 研究棟201室 |
| 概 要 | ダイヤモンドやグラフェンに代表される炭素物質は多くの魅力的な性質・機能を有しており、新たな構造や形状を有する炭素物質の創製は材料科学を大きく飛躍させる可能性を秘めている。我々の研究チームでは、ボトムアップ式に新たな炭素物質を創製することを目指し、その合成前駆体となる分子の合成手法の開発を行ってきた。ターゲットの一つは巨大構造をもつナノグラフェンであり、優れた機能発現のために精密に炭素骨格を構築することが求められている。一方、巨大なナノグラフェン構造では強い分子間相互作用が働くため凝集しやすく、溶液中でのボトムアップ合成や応用が困難であるという課題がある。そこで我々は、デンドリマーという樹状高分子の中心部でナノグラフェン分子を合成することで溶液中においても難溶性炭素骨格を構築できる方法論を開発した。また、もう一つのターゲットはダイヤモンド構造をもつ炭素物質である。我々はダイヤモンド構造のボトムアップ構築を目指し、芳香族分子に対してアダマンタン骨格を縮環させる手法を開発した。炭素物質の創製に対しては道半ばではあるが、得られた新規分子群のユニークな特性がわかりつつあるため、講演ではそれらについても論じたい。 |
| お問合せ先 | 杉本 敏樹、岡崎圭一(2025年度コロキウム委員) |