分子科学研究所

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分子研について

研究支援組織

分子科学を含めたすべての学術研究は、研究者だけで進めていけるものではありません。実験装置の開発・製作や管理・維持、研究環境の整備など、様々なサポートがあって初めて先端的な研究を実現することができます。分子科学研究所では、技術課ならびに研究力強化戦略室という2つの組織によって、最先端の分子科学研究を行うための支援体制を構築しています。
 

技術課

技術課は、所長直属の技術者組織であり、6班14係の総勢35名で構成されています(2014年4月1日現在)。技術職員は、主に研究施設に配属され、それぞれの持つ高い専門技術で、研究教育職員と協力して、先端的かつ独創的な研究を技術面から支え、大学共同利用機関の使命を果たすために努力しています。技術職員の対応する科学技術分野は、機械・電気・電子・光学・情報・物理・化学・生命といった極めて広範囲に渡っており、知識や技能をもとに実験機器やシステムの開発等を行い、また、物質の構造解析や化学分析等を支援しています。この様に技術職員の持っているスキルを活用して、UVSORやスーパーコンピューターなどの大型設備から、レーザーシステム、X線解析装置、電子顕微鏡、ESR、SQUID、NMR等の汎用機器まで、その維持・管理、さらに施設自体の管理・運用も技術課が担当しています。さらに、ネットワークの管理・運用や安全衛生管理も技術課の大切な業務です。毒物・劇物・危険物などの薬品知識や低温寒剤等高圧ガスの知識、さらに放射線管理など、専門的知識・技術を身に着けた技術職員の存在は、安全に研究を進めていく上で不可欠です。また、所内の様々な業務を一手に引き受ける「研究所受付」があり、受付は来訪者への窓口としての役割だけでなく、所内の研究者の窓口として研究しやすい環境を作るよう、その機能を技術課とリンクさせています。
技術課では研究の動向、高度化する技術に対応するために、技術研究会、人事交流、技術研修等の外部の技術者との交流を通して、新技術の吸収及び既知技術の向上を目指しています。

詳しくは 技術課ホームページ
および Activity Report 2013 (PDF)(技術課年報KANAE)