分子科学研究所

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2021/09/01

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はやぶさ2が持ち帰った「リュウグウの砂」の分析を開始しました(大東琢治助教・湯澤勇人技術職員ら)

小惑星探査機はやぶさ2が地球に持ち帰った「リュウグウの砂」の試料が分子科学研究所に到着し、9月1日よりUVSOR(極端紫外光研究施設)の大東琢治助教、湯澤勇人技術職員らのグループによる、走査型透過軟X線顕微鏡(STXM)を用いた分析が始まりました。試料中の有機物の種類や分布、また含まれる水分との関係などを明らかにすることを目指して研究を進めます。

10月23日(土)開催の分子科学研究所一般公開(オンライン)で大東助教が「宇宙の中のミクロ、ミクロの中の宇宙 ~はやぶさ2帰還試料のナノ有機物分析~」と題してこの話題について講演を行います。

分子科学研究所一般公開2021 公式サイト:https://www.ims.ac.jp/koukai2021/

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試料ホルダーに収められた「リュウグウの砂」(写真中央の黒い粒)
©分子科学研究所/Phase2高知

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試料を取り扱う大東助教
©分子科学研究所/Phase2高知

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分子研UVSORに設置されているSTXM装置(写真右側の箱)
©分子科学研究所/Phase2高知

 

※ 本分析プロジェクトの詳細は下記プレスリリースをご参照ください。
https://www.ims.ac.jp/news/2021/06/210617.htm

 

関連研究員

大東琢治 助教
湯澤勇人 技術職員
UVSOR(極端紫外光研究施設)HP:https://www.uvsor.ims.ac.jp/