分子科学研究所

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セミナー・イベント詳細

市民公開講座 第102回分子科学フォーラム

演 題 「ダイオウイカ、 奇跡の遭遇 -最新技術で迫る深海の世界-」
日 時 2014年08月28日(木) 16:30 より 17:30 まで
講演者 窪寺 恒己(国立科学博物館・標本資料センター・コレクションディレクター)
場 所

岡崎コンファレンスセンター
http://www.ims.ac.jp/about/campus/access.html
(東岡崎駅下車 、南(改札出て左側)に徒歩約10分、または名鉄バス⑪番乗り場から竜美丘循環で岡崎高校前下車徒歩2分、岡崎高校横)
※出来る限り公共交通機関をご利用ください。お車でお越しの場合、東岡崎駅前の有料駐車場をご利用ください。

お問い合わせ先

自然科学研究機構 岡崎統合事務センター
総務課企画評価係 ℡0564-55-7125  forum@ims.ac.jp

概 要

クラーケン・シーサペント・海魔:16世紀中頃から始まる大航海時代、海の魔物と恐れられていた謎の生き物、巨大イカ、それがダイオウイカ。ダイオウイカは、無脊椎動物の中では最大級の生き物で動物ギネスブックによると、1966年大西洋バハマ沖で捕獲された全長(鰭の後端から触腕の先端)14.3 mの記録があります。今までに、欧米の研究者が生きているダイオウイカを、その生息している深海で特殊カメラや有人潜水艇をもちいて撮影することを試みるが、すべて、失敗に終わりました。そこで、我々は2002年から小笠原父島沖で小型デジタルカメラ・ロガーをもちいて深海性大型イカ類の調査を始め、2004年9月、深度900mの深海で世界初となる、ダイオウイカの静止画を撮ることに成功しました。さらに2006年には、深度650m付近からダイオウイカを釣り上げ、その動き回る姿をビデオカメラに記録しメディアを通じて世界中に発信し、世界を驚愕させました。
それらの成果を受けて、NHKグループはダイオウイカが深海で泳ぐ姿を実際に撮影しようとする大規模プロジェクトを計画しました。私も研究者として参画することになりました。そして、2012年夏、40日間におよぶ小笠原ダイオウイカ調査・撮影大プロジェクトが敢行され、その成果は、ダイオウイカと人類の初の遭遇という快挙となり、2013年1月13日NHKスペシャル「世界初撮影!深海の超巨大イカ」で放映されました。そのプロジェクトの実態を、実際に参加した研究者の立場から紹介します。

その他

事前申込み不要、定員は200名です。

 

【分子科学フォーラムについて】
市民の方々に分子科学やその他の分野の第一線の研究成果をわかりやすく紹介する講座で、1996年に開講し年4回(2008年までは年6回)開催しています。皆様のご来場をお待ちしています。
(主催:自然科学研究機構 分子科学研究所  共催:公益財団法人 豊田理化学研究所)

 

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