分子科学研究所

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分子研研究会

演 題 「触媒反応であるタンパク質反応を分子科学的観点から捉える」
日 時 2017年06月14日(水) 10:00 より 17:30 まで
場 所

分子科学研究所 研究棟201号室

概 要

タンパク質の立体構造は、X結晶構造解析を中心に現在では12万に上るタンパク質の構造がPDBに登録されている。酵素の結晶構造が決まれば、その反応機構とそのタンパク質の機能が解明されると期待されていたが、実際は反応機構と反応過程については多くの疑問がありほとんど分かっていない。これは、水分子とタンパク質が触媒する反応との関りや水の再配向のダイナミクスがまだ十分に明らかにされていないことによるであろう。
続きはこちらをご覧ください。
 

program

6月14日(水)

10:00

-10:15

趣旨説明 

今野美智子(お茶の水女子大学名誉教授)

10:15

-10:50

中村彰彦(岡崎統合バイオ)

「反転型セルロース加水分解酵素のプロトン伝達経路を含んだ反応機構」

10:50

-11:25

平田文男(豊田理化学研究所)

「蛋白質の構造揺らぎと「水」」

11:25

-12:00

山縣ゆり子(熊本大学大学院生命科学研究部)

「ヒトMTH1の幅広い基質特異性の構造的基盤」

12:00-13:00 <昼食>

13:15

-13:50

寺嶋正秀(京都大学大学院理学研究科)

「いかにして刺激受容後にタンパク質分子全体の構造変化過程や標的分子との分子間反応過程を時間分解で捉えるか  

13:50

-14:25

樋口芳樹(兵庫県立大学大学院生命理学研究科)

「[NiFe]ヒドロゲナーゼの水素分子の触媒反応機構の解明」

14:25

-15:00

近藤美欧(分子科学研究所)
「生体機能模倣による鉄5核錯体による酸素発生触媒機構」

15:00

-15:35

相田美砂子(広島大学大学院理学研究科)

「生理活性分子の特異的水和について」

15:35-15:45   <休憩>

15:45

-16:20

菅 倫寛(岡山大学異分野基礎科学研究所)

「X線自由電子レーザーにより明らかにされた光化学系IIの反応中間体の構造と水分解・酸素発生の反応機構」

16:20

-16:55

長岡正隆(名古屋大学大学院情報学研究科)

「タンパク質反応の大規模分子動力学計算―ヘモグロビンサブユニットへの酸素分子侵入経路の統計的解析―」

16:55

-17:30

岩田 想(京都大学大学院 医学研究科、理化学研究所 放射光科学総合研究センター)

「自由電子レーザーによるバクテリオロドプシンの構造変化の動きー光によって水素イオンを輸送する仕組みの解明」

17:30 閉会の辞

 

その他

本研究会に参加を希望される方は、氏名と所属を下記申込先までご連絡ください。旅費支援につきましては予算に限りがありますので先着順にて支援させていただきます。
なお、本研究会に参加を希望される方で、6/13の分子科学研究所所長招聘会議にも参加を希望される方は、その旨お知らせください。

申込先:分子研 谷分麻由子
             mays@ims.ac.jp(@は半角にして下さい)

締め切り:2017年5月31日(水)

お問合せ先

お茶の水大学名誉教授 今野美智子
konno.michiko@ocha.ac.jp(@は半角にして下さい)