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第38回自然科学研究機構シンポジウム

演 題 「 量子はめぐる - 量子科学技術で創造する未来 - 」
日 時 2024年10月20日(日) 13:00 より 16:45 まで
場 所

会場情報:一橋講堂(会場での参加無料 要事前申込み、先着150名)

〒101-8439
東京都千代田区一ツ橋2-1-2 学術総合センター内2階

 

パブリックビューイング会場:
福岡市科学館、みなと科学館での視聴は無料(事前申込不要)
多摩六都科学館での視聴をご希望される際は、自然科学研究機構の特設サイトにて事前申込をいただくと入場料が無料になります

 

オンラインLIVE配信:
Youtube LIVE:自然科学研究機構のサイトに後日公開
ニコニコ生放送:自然科学研究機構のサイトに後日公開
自然科学研究機構公式Youtubeはこちらから

概 要

開催概要

 近年よく話題に上がる「量子」。原子、電子や中性子、陽子、光子などの微細な粒子や、さらに小さなニュートリノやミュオン、クォークなどの素粒子が総じて「量子」と呼ばれています。この量子の極めて微小な世界には、私たちが暮らす普通のサイズの世界の物理法則とは異なる物理法則が存在しており、量子をきちんと理解するにはある程度の専門的な知識が必要になります。ゆえに最近巷では、量子の世界の難解さが先行するあまり、量子について「何だかよくわからない、人智を超えた摩訶不思議なもの」という認識が固定化してきてしまっているように見受けられます。しかし現実には、例えば私たちが日々使用しているスマートフォンに使われている半導体などのように、量子の物理法則は学術領域に限らず、私たちの生活に深く浸透し応用されています。一方で量子科学技術研究の最前線では、さまざまな量子の不思議な現象が次々と見出され、さらにそれらを利用した応用開発も目まぐるしい速さで進められています。量子に関する新たな発見の可能性の高さと、新発見から応用開発に至る尋常ならざるスピードの速さは、量子科学研究に取り組む研究者たちの探究心を刺激する要因のひとつなのかもしれません。

 本シンポジウムでは、まずはじめに「よくわからない量子の世界」について学びなおします。ここで量子の世界を正しく理解した上で、量子を応用した革新的な研究や、量子コンピュータをはじめとした技術開発の最前線を皆さまに紹介します。最先端科学技術は、研究者らの努力と気の遠くなるような学びの上に成り立っているので、講演の中には、一度聴いただけでは理解できないような難しい話もあるかもしれません。もし理解しきれない話があったら、シンポジウム終了後にアーカイブ動画を公開しますので、ぜひそちらをご覧ください。そして研究者たちの話に質問や疑問が生まれたら、ぜひオンラインLIVEチャットやアンケートを通じて質問を投げかけてください。研究者たちからの回答を後日必ずこのサイトにて公開します。

 本シンポジウムはきっと、量子科学の世界へつながる重〜い扉を開けるためのサポート要員となるはずです。皆さまもぜひ一緒に扉を開けて、共に量子科学技術がもたらす輝かしい未来の姿を見てみましょう!

 

講演情報

13:25 ~ 13:55
マテリアルサイエンスにおける量子力学

山本浩史
自然科学研究機構 分子科学研究所 教授

 

14:35 ~15:05
量子プログラミングで量子系を学習して操る

村尾 美緒氏
東京大学大学院理学系研究科 教授

 

14:00 ~14:30
ダイヤモンドを用いた高感度量子センサ

水落 憲和氏
京都大学化学研究所 教授

 

15:10 ~ 15:40
量子スピード限界で動作する冷却原子型・超高速量子コンピュータ

大森 賢治
自然科学研究機構 分子科学研究所 教授

 

事前申込(9月17日より受付開始)

本会場である一橋講堂でのご参加を希望される皆さまは、9月17日以降に自然科学研究機構の特設サイトより事前申し込みをお願いします。
科学館でのパブリックビューイングは全館入場料無料です。
多摩六都科学館でのご参加を希望される場合は自然科学研究機構の特設サイト内の登録フォームより事前申し込みをいただけますようお願いします。
(福岡市科学館,みなと科学館は事前申込不要)

 

詳細はこちらをご覧ください。

その他

シンポジウムに関するお問い合わせ
第38回自然科学研究機構シンポジウム事務局
TEL: 03-5425-1308(平日8:30〜17:15)
EMAIL: sympo38"a"nins.jp ("a" を @ に変換してください)