分子科学研究所

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研究・研究者

研究成果の紹介

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分子科学研究所の各研究グループによって実施された、最先端の研究成果の例をご紹介します。(分子研レターズより抜粋)

 

ナノ物質のキラル光学効果

岡本 裕巳[メゾスコピック計測研究センター 教授](レターズ91・2025.3発行)
分子科学、特に化学を修めてきた方々には、「光学活性」は比較的身近なものであろう。狭義には直線偏光を物質に通したときにその偏光方向が元の方向から回転する「旋光性(OR)」を指し、広義には左右円偏光で物質による吸収強度が異なる「円偏光二色性(CD)」なども含め、左右円偏光に対する物質の応答の差に基づく現象一般を指す。狭義の光学活性(即ち旋光性)と......続きを読む(PDF)

 

理想モデル系と実材料系の狭間で――実物質・実プロセスにおける界面水の構造機能分子科学の夜明け

杉本 敏樹[物質分子科学研究領域 准教授](レターズ90・2024.9発行)
水分子(H2O)は、私たちにとって最も身近な分子の一つである。地球上において実に様々な物質の表面や界面に吸着・凝集し、電気・熱伝導特性などの物性、腐食性・触媒活性などの化学的特性、摩擦などの機械的特性、さらには生命機能等に重大な影響を与えていることは定性的には古くから知られている。ところが、......続きを読む(PDF)

 

遷移金属イオンとガス分子の協奏による生理機能制御

青野 重利[自然科学研究機構 生命創成探究センター・分子科学研究所 教授](レターズ89・2024.3発行)
遷移金属イオンを含む金属タンパク質は、生物のエネルギー代謝、物質代謝、情報伝達など様々な生理機能制御に重要な役割を果たしている。我々の研究グループでは、......続きを読む(PDF)

 

ゼロからの新規タンパク質デザイン

古賀 信康[大阪大学 蛋白質研究所 (IPR) 教授](レターズ87・2023.3発行)
タンパク質分子は、ほどけた紐のような状態からアミノ酸配列に指定された ......続きを読む(PDF)

 

新しいフェーズに入った有機太陽電池

平本 昌宏[物質分子科学研究領域・教授 ](レターズ86・2022.9発行)
1. 背景と動機 エネルギー問題の解決は科学者の責務です。特に、我が国において、、 ......続きを読む(PDF)