分子科学研究所

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研究・研究者

大森量子プロジェクト

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ohmori ohmori 光ピンセットで整列させた、ほぼ絶対零度の原子1個1個を高性能の量子ビットとして用いる「冷却原子型」の量子コンピュータは、ここ4、5年で急速に台頭し、今や次世代を代表する量子コンピュータ・ハードウェアとして世界中の産学官の注目を集めるようになりました。特に、私たちが独自に考案し開発を進める「超高速量子コンピュータ」は、超高速光技術と量子コンピュータを融合させるという全く新しいコンセプトに基づいた新技術であり、熾烈な国際競争におけるわが国のコアコンピタンスとして、今後の大規模化・高機能化が大いに期待されます。折しも新たにスタートした私たちのムーンショットプロジェクト(内閣府/JST)では、この「超高速量子コンピュータ」を軸に研究開発を一段と加速させて2030年のゴールを目指します。今後とも応援をよろしくお願いいたします。
大森賢治 光分子科学研究領域 研究主幹/教授


分子科学研究所の大森賢治教授による「冷却原子型量子コンピュータ開発」の基礎となる研究成果に世界中から大きな注目が集まっています。すでに科学技術振興機構(JST)からは、「ムーンショット型研究開発事業 目標6『2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現』」に大森教授のプロジェクトが採択されました。分子科学研究所としては、大森教授が中心となって進められる量子コンピュータ関連研究の進展に向けて、研究環境の整備などを進めて参ります。
渡辺芳人 分子科学研究所長

 

 

新着情報

2024/05/17

高市大臣が大森量子コンピュータプロジェクトの事業化に対する期待のコメントを発表しました(2024年3月1日)

 

2024/05/16

大森賢治教授のムーンショット公開シンポジウムでの講演動画が公開されました
(2024年5月16日)

 

2023/05/14

米ホワイトハウスが日米首脳会談のファクトシートで大森量子コンピュータプロジェクトを掲載(2024年4月10日)

 

2024/03/11
 
2024/02/27
 
2023/12/13

 

研究成果

2023/9/11
大規模な「量子もつれ」の超高速量子シミュレーションに成功―超高速量子コンピュータの手法を量子シミュレータへ応用―

 

2022/8/9
単一原子レベルで世界最速の2量子ビットゲートに成功
− 超高速量子コンピュータ実現へのブレークスルー −(大森賢治グループ)【記者会見動画付き】

※上記研究成果は英科学誌Nature Photonicsの表紙を飾り、世界中の200件以上のニュースでハイライトされました。https://www.ims.ac.jp/news/2022/09/0824.html

 

講演

2023/12/01
 
2023/10/27

「VACUUM2023真空展」(東京ビッグサイト)大森賢治教授 講演(12/1開催)のご案内

 

メディア

 

2023/9/11
大森賢治教授 大型インタヴュー「人間発見」日本経済新聞「シン量子計算機に挑む」(全文掲載中!)

 

2023/4/27
大森賢治教授 特集記事「フロントランナー挑む」日経サイエンス(6月号)「冷却原子で2量子ビットの高速演算操作を実現」

 

2023/4/21
大森賢治教授 インタヴュー「顔Sunday」読売新聞・日曜朝刊(全国版)

 

研究紹介動画

大森賢治PM : 大規模・高コヒーレンスな動的原子アレー型・誤り耐性量子コンピュータ「ムーンショット目標6公開シンポジウム2023 ~誤り耐性型汎用量子コンピュータの実現を目指して~」

 


その他一覧は大森研究室サイトよりご覧ください。
https://ohmori.ims.ac.jp/

 

進行中のプロジェクト

内閣府/JSTムーンショット型研究開発事業(2020年度-2030年度)
目標6「2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現」
大規模・高コヒーレンスな動的原子アレー型・誤り耐性量子コンピュータ(プロジェクトマネージャー)

ムーンショット目標6大森PM

ムーンショット型研究開発事業(JST)

ムーンショット型研究開発事業(内閣府)

 

文部科学省/光・量子飛躍フラッグシッププログラム“Q-LEAP” 大規模・基礎基盤研究(2018年度-2028年度)
アト秒ナノメートル領域の時空間光制御に基づく冷却原子量子シミュレータの開発と量子計算への応用(研究代表者)

光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)