2016年9月20日。花の都、パリ。2つの経由地、合計24 時間近いフライトを経て、2 つの大きなスーツケースを抱えた私はとあるアパルトマンに辿り着いた。
“Mademoiselle Arisa Fukatsu?”
アパルトマンの一室から現れた小奇麗なマダムに呼びかけられ、私はその部屋に入って行った。....
それは、いわゆる“一目惚れ”というやつだったように思う。6 ページの論文の中に示されていたのは、シンプルな化学反応の連鎖によって“完全な”自己複製を繰り返す人工細胞の姿であった[1]。その系のあまりの美しさに強い感動を覚えた私は、...
続きを読む平成28年5月からおよそ3か月間、総研大の海外学生派遣事業を利用し、ドイツのフリードリヒ・シラー大学イエナ(以下、イエナ大学)のTorsten Fritz教授の研究室で共同研究をさせていただきました。Fritz教授は...
続きを読む平成28年1月4日からおよそ3ヵ月間、米国エモリー大学のHuw M. L. Davies教授のもとで共同研究させていただきました。Davies教授はRh(II)パドルホイール型錯体について触媒設計から触媒機構の解明まで長年にわたって精力的に研究を行われており、…
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